東洋医学からみた梅雨の過ごし方

東洋医学からみた梅雨の過ごし方東洋医学

鍼灸セラピストのあやにゃんです

爽やかな季節も束の間、ジメジメ梅雨の季節になりましたね

梅雨の時期は体調や気分も優れなくなる方が多いので、今日は東洋医学的な梅雨の過ごし方をお伝えしようと思います

梅雨時期に起こりやすい症状と改善法

1、浮腫、慢性関節リウマチや関節炎、アトピー性皮膚炎などの症状が悪化しやすい

体が浮腫みやすい方は、体表から水分が発散しにくく、血液を含む体液の動きが遅くなって停滞し、冷えなどを誘発します

湿度が高くなる事で皮膚呼吸もしにくくなり、慢性関節リウマチやアトピー性皮膚炎なども湿邪の影響で悪化しやすくなります

豆類(ハトムギ・緑豆・小豆)は体の中の湿気を取り除いてくれ流ので積極的に摂るようにし、運動やサウナなど入って汗を出しましょう

*ハトムギは「陰」の生薬になるので、冷え症の人は調理する前に炒ってから使うようにして下さい

2、気分の落ち込みなど、鬱っぽい症状がでやすい

梅雨時期の不快感や、低気圧の影響から鬱っぽくなる人もいます

東洋医学での治療では(肝)→(心)→(脾)→(肺)→(腎)→(肝)の順で治療し経絡の流れを整えます

(脾)を治療する時は(子とします)、その前にある(母とします)(心)を補います

火は喜に属するので楽しい事、笑う事で子である脾を補います

梅雨時期は楽しい事をしたり、面白い映画など見たりして沢山笑いましょう

3、冷え性の方は、手足の怠さから体全体の重だるさになりやすい

梅雨時期の湿は陰性に属するため、冷え性の方は悪化することがあります

手足の怠さとなって現れ、次に体全体が重怠くなります

汗をかいた後、エアコンで冷やしすぎない、寝る時は長袖・長ズボンのパジャマなどを着て、湿邪や冷気に直接当たらないようにしましょう

特に足と下半身は冷やさないように気を付けましょう

4、胃腸の不調が出やすい

湿邪が影響を受ける五臓六腑は「脾」「胃」です

「脾」は湿を嫌います

湿邪で脾胃が弱ると、消化吸収・栄養素の生成機能が弱ります

胃のもたれ・お腹の張り・軟便下痢などの症状が出たら、冷たい物・脂っこい物・甘い物生物・アルコールなど摂り過ぎていないか見直して見ましょう

どうしても甘いものが食べたい時は、ナツメやカボチャがいいですね(食べ過ぎると質が溜まるので注意!)

湿邪チェックシート

最後に、体に湿邪が溜まっているかのチェックシートを載せておきます(◯が多いほど湿邪が多い状態です)

・特に夕方、毛髪・顔が油っぽい

・就寝中によだれが出る、口臭や体臭が気になる

・疲れやすい・怠い・集中力がない

・イビキ・タンが絡む・咳が出る

・軟便・便器に便がつく

・疲れて話するのが億劫

・目の下の袋・体重増加

・顔が蒼白・下腹部の張り

・浮腫

・耳垢がネバネバしている

・舌に歯形が付いている

・陰部の湿気・匂いが気になる

・性欲減退

まとめ

東洋医学では、前の季節の過ごし方で次季節に元気で過ごせるかが決まります

梅雨の時期の食べ物に気を付けて、冷やさない様にし、積極的に運動などで汗を出して、楽しいことをする!この4っつを実践して夏を元気に迎えて下さいね

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