鍼灸セラピストのあやにゃんです
このブログではタイマッサージを習得したい方や、タイマッサージを受けるのが好きでもっと深く知りたいと思われている方に向けて、タイマッサージの魅力や特徴などお伝えしていきます
タイマッサージの種類
・チェンマイスタイル(北)と、バンコク・ワット・ポースタイル(南)
タイマッサージは大きく分けて、北のチェンマイスタイルと、南のバンコク・ワット・ポースタイルがあります
チェンマイスタイルはヨガの技法を多く取り入れ、瞑想的に行い、心の癒しも重視していきます
ストレッチが多く、技も沢山あり、アレンジもしやすいのが特徴です
一方、バンコクスタイルはチェンマイ式より技が少なく、力強いタッチで肉体に働きかける技法が多いのが特徴です
実際、私がタイへ行って感じたのは、チェンマイスタイルはタイ北部のゆったりした時間の流れから生まれたいい意味でゆる〜いマッサージ、バンコクスタイルは都会的なクイック的な感じ(タイ時間でのクイックなので日本のそれとは少し違うニュアンスですが・・・)でした
・ロイヤル(王室)マッサージと、フォーク(庶民)マッサージ
ロイヤルマッサージは王様や王族に対して行うマッサージで、宮廷で施され、作法や形式が厳格で顔を見ることや体を密着させることはしてはいけません
施術前に脈を取り、体の状態を調べ、体を密着できないので指圧中心となります
一方、フォークマッサージは自然発生的に大衆の中で行われてきたマッサージで、厳格な作法や形式はありません
指以外にも、手のひら、肘、膝、足など使える所はどこでも使ってマッサージします
二人でするヨガともいわれ、お互いがストレッチをして気持ち良さを共感できるリラクゼーション的なマッサージです
そういえば、よく民家の軒先で、お母さんと娘さんがテレビを見ながらダラダラマッサージしているのを見かけました
習得するならチェンマイ式?バンコク式?
現在は数多くの学校があり、学校や先生によって色んなスタイルがあると思いますが、基本的にバンコクスタイルはエナジーポイント(ツボ)、エナジーライン(エネルギーの流れ)、ストレッチをバランス良く取り入れたマッサージで、メリハリがあり、技の数もそこまで多くなく、難易度も低いので覚えやすいと思います
バンコクのワット・ポーでもツーリスト向けに短期間で習得できるコースがあります
チェンマイスタイルはストレッチの技が多く、エナジーラインを緩めてから指圧をし、またエナジーラインをゆったりと緩めていきます
ゆったりと行っていくので、バンコクスタイルと違い、まどろんでいくようなマッサージです
技の数は多く、難易度も高いので数得するのには少し時間がかかります
チェンマイに行くとマッサージの学校は山ほどあり、大抵の人は長期で滞在しています
私はチェンマイスタイルが好きです
私がしているタイマッサージのベースはチェンマイスタイルです
個人的には、チェンマイスタイルの方がアレンジが自由で色々と編み出していける感じがします
人の体はそれぞれ違うので、同じ手技をしてもできない人と、その手技では物足りない人がいます
その場合、自分で少しアレンジを加えて効果的なストレッチを施すことができます
後は、ゆったりとした音楽で瞑想的に行うので施術している自分も気持ちがいいですね
学ぶ環境としても、チェンマイはとてもいいと思います
私は、バンコクのワット・ポーと、チェンマイのITMという学校で習いましたが、学びに来ている生徒さんもチェンマイの方が長期で滞在している人が多いので仲良くなりやすいです
学校が終わってからクラスメイトで遊びに行ったり、自然もすぐ近くにあるので週末ハイキングしたり、お誕生日会をしたりしました
同じ学校の仲間でなくても、ゲストハウスのお隣さんが違う学校に行っていたり、他の習い事をしていたり(チェンマイにはタイマッサージだけでなく、ヨガやヒーリングや様々な学校があります)色々な情報交換ができます
チェンマイは長期滞在ができる方にとっては、充実した学びの場だと思いますが、なかなか長い時間が取れない方などはバンコクでも充分勉強できると思います
バンコクで学ぶ魅力は、タイマッサージの総本山であるワット・ポーで習えるということです
ワット・ポーの周りのお土産屋さんには、タイマッサージの創始者シワカ・コマラパのペンダントトップや置物などが売っていることもあります(なかなか見つけることが難しいですが)
後、バンコクは都会ですので、ナイトライフやショッピングも充実してますね!
チェンマイで学びたいけど時間がない(泣)という方でも、1クールずつチョコチョコ行くという方法もあるので大丈夫です!
チェンマイ式タイマッサージについてもう少し
チェンマイスタイルは音楽とダンス、太極拳的な要素を含んでいます
音に合わせて踊るように、リズムは太極拳のようなゆったりと優雅な感じです
そして受け手と術者との気の流れが融合された時、瞑想的な気持ちのいいマッサージができます
まとめ
タイマッサージを習得するには、タイのマンペンライ(大丈夫、大丈夫、問題ないよ的な感じ)精神とゆったリズムを実際にタイの空気に触れて、現地の人と交流し、自分の五感で体感することが非常にお勧めです
術者にならずとも、タイマッサージを受けるのが好きな方も、機会があれば是非タイでマッサージを受けてみて下さいね