東洋医学からみた夏の過ごし方と食べもの

東洋医学

鍼灸セラピストのあやにゃんです

今回は、夏の過ごし方を東洋医学的にみてお伝えしていきます

夏の三ヶ月は旧暦の4月から6月、新暦では5月から7月にあたります

2021年の立夏は5月5日でしたので、ここから夏が始まりました

そのあとは、小満(5月21日)、芒種(6月5日)、夏至(6月21日)、小暑(7月7日)、大暑(7月22日)と続き、立秋(8月7日)からは秋ということになります

東洋医学からみた梅雨の過ごし方はこちらをどうぞ

夏の睡眠

夏は陽が長く夜が短いので、夜は遅く寝て朝は早く起きるのが自然のリズムとなります

とはいえ、いつまでも夜更かしはいけません

夜は11時までには寝て、朝は5時から6時の時間に起きるのが良いですね

夏の体は思った以上に冷えています

毎日エアコンの効いた部屋に一日中いたり、冷たいものばかり取っていませんか

体感温度は暑くても、お腹を触ると冷たい人が多いです

夏に食欲がなくなる人、お腹が冷たい人は胃・脾・腸が冷えています

暑いからといって、いつも冷たいものばかり取っているとお腹はどんどん冷えてしまいます

更に、夏は皮膚の毛穴も開いています

開いた状態の毛穴から急に冷たい風を当てると、寒邪が入り込み体の不調につながります

このように、体の外側も内側も冷えにさらされると夏バテ・夏風邪・肩や腰の痛み・関節痛などを引き起こします

そして、冷えはに最も悪影響を及ぼします

腎がダメージを受けると老化につながりますので、夏の冷えは大敵です

適度に太陽の光を浴びましょう

極端に日差しを避けていると、秋になる頃に鬱的な症状に見舞われやすくなります

夏の陽の気は体の陰の気を発散してくれる作用があります

逆に、秋と冬は陰に傾いていくので、体の中は寒邪と湿邪が溜まりやすく陰になっていきます

夏に太陽の光を浴び、汗をかくことで陰の気を追い出してくれます

夏に体をいつも冷やし、汗をかかないようにしていると陰の気は体の中から外に出れず、気持ちも体調も不調になっていきます

また、陽の気も溜め込んでしまわないように、しっかり発散していきましょう

夏に良い食材

・夏にお腹を触ると冷たい人、夏バテの人は胃腸を温めてくれる生姜を積極的に取りましょう

・特に冷えなどない人は、きゅうり・スイカ・トマト・ナスなど熱を冷ます食材を選びます

・他にも、卵・蕎麦・うなぎ・あわ・冬瓜・肉では羊が良いです

・五行の五味では、夏は苦味ですので、苦瓜や緑茶が良いです

・雨が続き、体に湿が溜まっているときは緑豆やもやしなどの豆類がいいです

まとめ

今回は、東洋医学に基づいた夏の過ごし方をお伝えしました

よくよく見てみると、結局は昔の生活や食事にしていくと体のリズムが整うということですね

まだエアコンや冷蔵庫などなかった時代、扇風機で涼み、食べ物で体を冷やしていた時代、そんな時代の生活スタイルを少し見直してみるといいと思います

完璧にしていくのは難しいので、できることから実践してみて、元気な夏を過ごしてくださいね

そうすると、次に来る秋も元気で過ごせます

最後までお読みいただきありがとうございました

今回の参考図書です

季節ごとの過ごし方だけでなく、1日を時間に分けてどのように過ごすと健康になれるかなども書いています

もちろん、東洋医学の基礎的なお話も書いてあります

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